はじめに
書評シリーズ第二弾は永松 茂久さんの『人は話し方が9割』です。
読書時間
賞味2時間ほど。
ページ数はそこまで多くなくて、読みやすい印象でした。 難しい表現や言い回しがないのですらすら読めます。
率直な感想
- コミュニケーションに対しての敷居が少し下がった
- 以外にも自分が普段から心がけていることが大事だった
- 逆に自分が普段何気なくやっていることがかなり危険だった
- 難しく考えることが、かえって仇になってしまうことがわかった
- 苦手な人とは無理に話さなくてよい、というのがわかると気が楽になった
マーキング箇所と所感
- 会話がうまくなる方法、それは「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす」これだけです
苦手な人とは無理しなくて話さなくていいのは楽。ただ、「大好きな人」をまずは見つけるところからですね。
- あなたの周りにいる人があなたの味方になり、あなたのために動いてくれるようになるのです
思い返せば、自分の周りには自分の味方になってくれる方が何人かいます。 今後はそういった味方を増やしていきたいです。
- あなたの話を聞いている人は、あなたの口から出る言葉だけではなく、総合的なものであなたの話を聞いている
大事なのは話の内容だけではなく、自分の思いを熱意をもって伝えることだと理解しました。 「総合的なものであなたの話を聞いている」というのはなんかずっしりきますね。
- 今まで、おそらく何百人と出会ってきた中で、たった一人から言われたことを気にして萎縮してしまうなんてもったいない
- 一度や二度の注意や失敗くらいで、会話を怖がる必要は全くない
これは言われていることはわかるのですが、トラウマってそういうものです。 過去のたった一人とのコミュニケーションの失敗がもとで脳が勝手にブレーキをかけてしまいます。 恐れず踏み出す勇気が必要だと思いました。
- 相手との間に「否定のない空間」を作る
これは仕事するうえでも心がけないといけないと感じました。 特に私は立場が下の者に対して否定から入ってしまいがちなタイプなので、 意識して治す必要がありますね。
- 話すのが苦手なのではなく、話せるというメンタル状態に持っていくことが苦手なだけ。
「話せるというメンタル状態」というのはすごくわかります。 すごい上手に話せたなって思う時もあれば、めちゃくちゃ話しにくくて辛いと感じるときもあります。(取引先の課長さん相手のときとか) どうすればそのメンタル状態にもっていけるのか、調査・検証しないといけないですね。
- ただ首を縦に振るだけですが、人間関係において、この習慣を身に着けると、かなり役立ちます
これは普段から心がけている、というかちょっと振りすぎで逆に怪しいくらいだと自分で思ってます。 ただそれくらいのほうが丁度いいんですかね。これに関してはこれからも引き続き継続していこうかと思います。
- 明るい言葉が明るい空気を作っていきます
- 本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことを分かってほしいと熱望している
- 人は自分のことを分かってくれる人のことを好きになる
- 相手を観察し、相手が本当に求めているのは何かを真剣に探そう。そうすれば必ずうまくいく
- 「無意識の力を使う」とは、結局のところ「習慣化する」こと
- じっくり言葉を選びながら、自分のペースで話す
- 沈黙はダメなこと。その呪縛から、一刻も早く解き放たれましょう。
- あなたが話しやすい人との時間を増やしていく
- 人を褒めるときに習慣化してほしいキーワード「やっぱり」
- ここぞというときに「やっぱり」と「独り言」を使う
- 押したら引かれる。これは、人間関係の基本的な力学です
- 「楽しそうな人には巻き込まれたくなる」という人間心理が、明確に表れています
- 人は無理やり説得されて参加するよりも、「いいな」「楽しそうだな」と自ら参加したほうが、意識高く取り組める
- 人は笑わせてくれる人よりも、一緒に笑ってくれる人を好きになる
- しくじりリストを作って、失敗談をタイミングよく話す
- コミュニケーションにおいて、最も重要なことは、好かれる前に、まず嫌われないこと
- 嫌われる人、というのは相手の気持ちを考えず、余計な一言を言ってしまう人
- 自分が嫌いだとしても、相手の感情に寄り添う言葉を発する
- 相手を傷つけないように正論を伝える
- 人によって態度や話し方を変えない、これが基本
- 言葉のクセは、「人格のクセ」
- 高圧的な物言いをする人には「反応しないこと」が、最大の防御になります
- 絶対にその人たちをその場で変えようとしないこと